南洲翁遺訓の人間学
渡邉五郎三郎 著

"時代を分かつ戦いとなった戊辰の役。新政府軍に対し、会津藩とともに最後まで抵抗した庄内藩には厳しい沙汰が下ると思われた。だが、新政府軍の西郷は、敵対した庄内藩に、礼節をもった寛大な処置をとった。それに感銘を受けた庄内藩士が、西郷の死後、その遺徳を偲んでまとめたのが『南洲翁遺訓』の元である。
同書には、禅や朱子学、陽明学を学んだ西郷が、維新の動乱に奔走し、「千死百難」の中に、自己心血のものとして吐露した哲学が収められている。
本書は、参議院議員、大臣、知事などの秘書を歴任するかたわら、安岡正篤氏に私淑して東洋学を修めた著者が、南洲への敬慕の情とともに同書を解説したものである。
本書を、自己練磨のための座右の書としてお薦めする。"
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