小説 佐藤一斎
童門冬二 著

"歴史上の人物を現代に鮮やかに甦らせる名人が、幕末の歴史に名を刻んだ数多くの英傑たちに、多大の影響を与えた佐藤一斎を俎上に上げる。
一斎は、主著『言志四録』で知られる儒者であり、昌平坂学問所の教授を務めた。佐久間象山、横井小楠、山田方谷ら門弟三千人ともいわれ、吉田松陰、西郷隆盛にも精神的に多大の影響を及ぼした。
そうした一斎の人間力は、どのように培われたのか。朱子学以外の学問を公認していなかった幕府の昌平坂学問所にあって、朱子学のみならず、なぜ陽明学をも修めたのか。
人間一斎の全貌が「思想・交友・師弟」の観点から、一斎をめぐる人々との一期一会の場面としていきいきと描かれている。初出は『致知』連載の「一斎・一期一会」である。"
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