日本のこころの教育
境野勝悟 著

「日本はなぜ『日本』というのか?日本の国旗はなぜ『日の丸』なのか?」
年間一千万人超が海外に出かけるなど、「国際化」が進んでいる日本人。
しかし、海外で外国人から冒頭のような質問を受けたとき、
正しく答えられる人がいったいどれだけいるだろうか?
同様に、ふだん何気なく使っている「お父さん」「お母さん」という言葉が、
もともとどのような意味を持っているのかということを知る人は少ないに違いない。
著者かつて、神奈川県の有名私立高校の国語の教師だった。
当時の外国人校長から、「『さようなら』の意味は?」と問われて
「はた?」と窮してしまう。
その意味を確かめることができたのは、十数年後のことだったという。
このように、日本人であるがゆえに、
日本的なるものの根源について、
かえってその本来の意味や成り立ちに無自覚なままであることは多い。
そして、そこに込められた意味や成り立ちが、どれほど感動的なことであるか……。
本書に出合えた読者は、日本人として誠に幸運であったといえよう。
本書は、東洋思想家として日本の伝統文化に造詣の深い著者が、
「日本のこころの教育」の演題で、
岩手県にある私立花巻東高校の全校生徒を対象に行った講演をもとに構成したもの。
2時間近い講演の間、生徒たちは私語一つ交わさず聞き入っていたという。
その感動を伝える生徒たちの感想文も収録している。
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定価:1260円(税込) » Amazonで購入 » 7&Yで購入 » e-honで購入
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『日本のこころの教育』 読者レビュー (2件)
「お母さん」の意味、「お父さん」の意味、
皆さん、ご存知ですか。
「日本」という言葉に隠された、日本人の魂。
留学をしようとしている人、世界の舞台で活躍したい人、
是非、この本を読んでから、日本を発って下さい。
この本を読み、“両親のありがたさ”、“民族の大切さ”、そしてなにより“いま自分が生をいただいている奇跡・ありがたさ・責任”というものを体に染み込こんでいくように感じた。
特に102ページからの“小林多喜二とそのお母さん”のお話は涙が止まらなくなった。改めて“母の偉大さ”を感じ、いまの自分と重ねると、いかに自分が甘えているかを痛感した。親から“してもらう”ことばかり考えていた自分に直面し恥ずかしかった。
いま世間では本当に信じられないような事件が頻繁に起こっている。その原因のひとつに、この本に書かれているようなことを知らない大人と子供が増えてきているからのような気がする。
時代はいま、ものすごい速さで流れている。その中にあって『新しいものの全てが良いもの、古いものの全てが悪しきもの。』という風潮を感じる。『日本の良き伝統って何?』と聞かれたら、胸を張って即答できる人はどれくらい居るのだろうか。大切なことを伝え、分かち合っていく。その土台の上に新しい知識をつけていければと思った。
この本との出逢いは、私にとって1人の恩師との出逢いに匹敵しました。