君よ、志を持って生きてみないか
石川洋 著

幕末を眩い一彗星のごとく駆け抜けた橋本左内。二十六歳にして世を去るも、その名をしっかと歴史に刻んだ青年が残した魂の書、それが十五歳のときに書いたという『啓発録』である。「稚心を去る」「気を振う」「志を立つ」「学に勉む」「交友を択ぶ」――この五つの言葉で知られる『啓発録』だが、自身十七歳のときに、一燈園の西田天香師を生涯の師として、そのもとへ参じた体験を持つ著者は、ひときわ深い思い入れを持っている。本書は、この二十数年間、その熱い思いとともに『啓発録』と向き合ってきたという著者が、満を持してつづった左内への鎮魂の書であり、同時に、現代人(とりわけ若い人たち)への覚醒をうながす書でもある。
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