パスカル『冥想録』に学ぶ生き方の研究
渡部 昇一 著

保守論客として知られる著者が、カトリックの洗礼を受けているということを知る人は少ないだろう。そして、著者をして洗礼を受けることを決意させた本こそ、20歳にして出合ったパスカル『冥想録』だったのである。
パスカルは、16歳でパスカルの定理を発見し、また「人間は考える葦である」の言葉を残した数学者・哲学者・キリスト教信者であった。
著者は、デカルト的な分析的科学が進むだけ進んだ今日、「クオリア」という「わからない世界」すなわち「科学の及ばない領域」が、にわかに脚光を浴びていると説く。そして、現代科学の最先端(限界)を超えた場所で輝いているのがパスカルであるという。
著者の人間観の根底にある信仰と哲学の問題を扱った書。
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