霊の研究 人生の探究
本山博 渡部昇一 著

十七世紀以降の近代自然科学の発達に伴い、霊的なもの、神秘的なものは人間の生活から遠ざけられてきた。その一方で、分からない部分が多いからこそ、人間はそれらに対し大きな興味を抱いてきたことも事実である。
本書では、特に、人間がどのようにして誕生したのかという根源的な問いに対する見解が興味深い。最も原始的な物質の中に魂の芽のようなものがあり、それを神様の力で秩序のあるものにし、最終形として人間が出来上がったというのである。
では、人間が成長するには何が必要なのか。それは、一所懸命に人の役に立つような仕事をすることであると、この本は結論づけている。よりよく死ぬための、よりよい生き方を考えさせられる一冊である。
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