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修身教授録

2007年07月30日(月曜日)

森信三師(1896―1992)。
国民教育の師父、20世紀最後の教育哲学者の遺した言葉が教育界、スポーツ界、経済界などで活躍する一流の人々をはじめ多くの読者の皆様の反響を呼び、話題となっています。いま、なぜ森信三なのか・・・。その魅力に迫るべく、今週は好評ロングセラー『修身教授録』の魅力をご紹介します。

修身教授録

2007年07月31日(火曜日)

『修身教授録』は昭和12年から14年に大阪の天王寺師範学校で行なわれた「修身科」の授業をまとめた講義録です。人生の意味、学ぶことに意義、実践することの大切さ・・・。生きるための原理原則が綴られています。発売から19年、25刷を数えるロングセラーです。

2007年08月01日(水曜日)

『修身教授録』というような、まるで骨董品みたいな書物が生まれたのは、全く偶然とも言えぬほどの偶然のしからしめた結果であって、これこそまさに天意という外あるまい。これは私が、京都大学の哲学科を出た年で遅ればせながら全国の師範学校に、やっと専攻科が設けられて、大阪の天王寺師範の講師となったのである。(中略)私は書写力の一番遅い生徒を最前列の窓辺にかけさせ、相手の書く速度を見ながら話すことにしたのである。・・・【自序】より

2007年08月02日(木曜日)

今日からいよいよ先生の講義が始まるというので、極度に緊張して待っていた。すると先生は、鐘が鳴ってしばらくすると、静かにドアを開け、後ろを向いてドアを閉められた後、おもむろに教壇に上って、ていねいにわれわれに礼をされた。そして時計と万年筆とを教卓の上に置かれて、ゆっくりと出席簿の名前を呼ばれたが、すべてが静かである。・・・【第1講―学年始めの挨拶】より

2007年08月03日(金曜日)

大よそわが身に降りかかる事柄は、すべてこれを天の命として慎んでお受けするということが、われわれにとっては最善の人生態度と思うわけです。ですからこの根本の一点に心の腰のすわらない間は、人間も真に確立したとは言えないと思うわけです。・・・【第1講―学年始めの挨拶】より

2007年08月04日(土曜日)

人生はしばしば申すように、二度と再び繰り返し得ないものであります。したがってまた死・生の悟りと言っても、結局はこの許された地上の生活を、真に徹して生きるということの外ないでしょう。
――これが先生のわれわれに対する最後のご講義かと思うと、咳一つする者もなかった。先生一礼の後、無言のまま静かに教室を出ていかれた。生徒一同しばしの間立ち上がる者もなかった。・・・【第39講 わかれの言葉】より

2007年08月05日(日曜日)

七十代のはじめに、この書物で心を洗われた幸せを思う。生きるための原理原則を考え直し、晩年にそなえるために、これ以上の出合いはなかった。奥深い真理が、実に平明に、ていねいに語られていて、おのずと心にしみてくる。よほど愛と謙虚さと使命感と責任感がなければ出来ないことだ。・・・【推薦の言葉】―作家・小島直記氏―より

 
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9月号特集
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