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輝いて生きる知恵

2007年09月17日(月曜日)

今日は敬老の日。今週は、今年で満100歳となる“生き方名人”松原泰道老師の『輝いて生きる知恵』をご紹介します。100歳にしてなお、生き生きと、みずみずしい感性とともに過ごされている松原老師。その生き方の秘訣とは……。

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2007年09月18日(火曜日)

一期一会、会ったときが別れのときなのです。だから、めぐりあいを大事にしたい。めぐりあいというのは本当に不思議なご縁でございます。出会ったことに驚きを感じるだけでは、めぐりあいとは言えないと私は思います。めぐりあうことによって何かを頂戴し、また何かを差し上げる。そのことによって会った人同士が、その縁でもって少しでも成長できてこそ、めぐりあいの尊さだと思います。【一期一会】より

2007年09月19日(水曜日)

私は孫を送ったときも、私が三十歳のときに父親を亡くしたときも、私にとっては大きなショックでした。恥ずかしいけれども、孫の前でも、父親の前でも、満足にお経が読めませんでした。涙が先に立って読めないのです。私は恥じました。いままで読んだお檀家やお葬式や何やのお経は、風が吹けば飛んでいくような、そんなお経だったのか。【死んだ孫が教えてくれた無常】より

2007年09月20日(木曜日)

私は本当の葬式ができる坊さんになりたいと思います。本当の葬式とは、お経が上手とか、葬式の運営がうまいとかではありません。私が孫を失って味わった悲しみ。これが原点です。親を亡くした子ども、子どもを亡くした親、生きている遺族がどんなに悲しいか。それがよくわかりました。だから、本当のお葬式というのは、死んだ人ではなく、生きて悩んでいる人たちの心の杖になることだと思いました。【本当の葬式ができる坊さん】より

2007年09月21日(金曜日)

縁というものは、生かすことによって初めて縁が実るのです。悪い縁であっても、私たちはそれを生かすことによって、実りを得ることができます。たとえば、病気をするのも一つの出会いでございます。災難に遭うのも、これも一つの出会いでございます。それをただ悲しんだり憂えているだけではだめで、縁は善悪いずれであれ、生かしてこそ縁です。【物事は比べるな】より

2007年09月22日(土曜日)

マイナスがプラスになっていく。そこに人生の出会いの尊さというものがあると私は思います。それにはやはり、好き嫌いがあってはいけない。選んではいけない。食べ物もそうです。好きなものばかり食べておりますと、偏食で健康を害してしまいます。人様とのおつきあいもそうです。【角度を変えて物を見る】より

2007年09月23日(日曜日)

種田山頭火が死の間近に吟じた、「いつ死ぬる木の実を蒔いておく」という名句があります。いつ死ぬのかわからんけれども、木の実を蒔いておけば、縁があれば必ず育つ。だが、蒔かぬ種が生えるわけがない。お互い、この世を去っていく前に、百年後に残るものを、若い人たちの心の押し入れの隅に「こんな生き方をしようじゃありませんか」という生き方の種を蒔いて、さようならをしたいものです。【生き方の種を蒔いて】より

 
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