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いのちのバトンタッチ

2007年10月01日(月曜日)

「いのちをバトンタッチする会」代表の鈴木中人さん。最愛の娘・景子ちゃん(当時6歳)を小児がんで亡くされた鈴木さんは今、景子ちゃんから託された“いのちのメッセージ”を全国の学校、医療機関などで伝えていらっしゃいます。今週はその鈴木さん手記『いのちのバトンタッチ――小児がんで逝った娘から託されたもの』をご紹介します。感動の涙あふれる一冊です。

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2007年10月02日(火曜日)

この本は、長女が発病してから、いのちのメッセージを確信するまでの11年にわたる、私の想いの軌跡です。それは、実にたくさんの「いのちの輝き」との出会いの物語であり、「良き医療」を願う患者・家族の本です。いのちの大切さ、生きる意味、家族の絆、人間愛、医療の原点を、一緒に考えてみませんか。【わたしの想い】より

2007年10月03日(水曜日)

私は、ありふれた平凡な暮らしではありましたが、「自分の人生も、そこそこじゃないか」と小さな幸せを感じていました。しかし、人生とはそんな甘いものではありませんでした。ある方が言われました「人生には三つの坂がある。上り坂、下り坂、そして、『まさか』という坂がある」と……。まさに、私の人生において「まさか」が起こったのです。それが景子ちゃんの突然の発病でした。【普通の家族】より

2007年10月04日(木曜日)

景子ちゃんは、「死んでしまう」のではなく、「生き抜いている」のでした。涙を流しながら痛い注射をすること、車椅子になっても学校に行くこと、病気を治そうと大嫌いなにんじんを食べることで、私よりずっとずっと立派に生き抜いていました。人は、自分の意志で今を精一杯生きようとする限りは、決して死んではいません。大きく大きくいのちは輝いているのです。【死んでしまう子?】より

2007年10月05日(金曜日)

私と淳子は、景子ちゃんの前では、どんなことがあっても涙を流さないことを約束していました。私と淳子は、涙の悲しさと重さを知りました。…私と淳子は、どんなに頑張っても、どんなに祈っても、どんなことをしても、人生にはだめなことがあることを思い知らされました。そして、一人になると、いつまでもいつまでも涙が止まりませんでした。【涙は流さない】より

2007年10月06日(土曜日)

誰の人生にも、必ず二つのことがあります。難と限りです。人生には、困難があるのです。いのちには、限りがあるのです。だからこそ、生き抜く、支え合う、ありがとうをいのちの根っこにしましょう。その想いと行動は、あなたに生きる力と幸せを芽吹かせてくれます。そして、あなたの大切な人に、いのちの輝きとしてバトンタッチされていきます。【いのちのメッセージ】より

2007年10月07日(日曜日)

社会の一隅には、無数のいのちの輝きと想いがあります。その輝きと想いに出会ったとき、いのちとは、生きるとは、死とは、人間とは何かを、ぜひ想ってほしいのです。その想いの積み重ねが、より大きな心を育み、人生を導いてくれるのではないでしょうか。…あなたには、難を乗り越えるいのちの根っこが確かにあるのです。必ず、生きる力を育み、幸せになることができます。【あとがき】より

 
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